【簡単】太陽にゴミを捨てることはできるのか

太陽にゴミを捨てることはできるのか 宇宙

「太陽にゴミを捨てることはできるの? 最新ロケットの速度はどれくらい? 太陽にロケットを飛ばすにはどれくらいの費用や燃料が必要? 物理学って何だか難しそうだな…」

こういった疑問に物理学修士&MBAの筆者が解説します。

結論

現代科学では太陽にゴミを捨てることはできません。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

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なぜ太陽にゴミを捨てるのか

2011年の東日本大震災では、原発事故で発生した放射性廃棄物を自治体が受け入れず、廃棄物処理が進まないという問題が発生していました。またその他ゴミの埋め立て場所の問題や、ゴミの焼却によるCO2の問題もあります。そこで考えられるのが太陽にゴミを捨てることです。本当に太陽にゴミを捨てる解説します。出典:九都県市首脳会議廃棄物問題検討委員会

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太陽にゴミを捨てることはできるのか

現代科学では太陽にゴミを捨てることはできません。太陽にゴミを捨てることができない理由を安全面、経済面、技術面の3つから解説します。

安全面

1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号は打ち上げ直後に爆発しました。他にも1977年のコスモス954号は、原子炉を搭載しており、運用終了後、原子炉の分離と高度の高い軌道への移動に失敗して、カナダに落下しました。もちろん、カナダの広い地域が汚染されています。
このようにロケットによる事故は頻繁に起きているのです。もし、ロケットが放射性廃棄物を積んだまま落ちると大惨事となるため、地面のなかに埋め方が遥かに現実的なのです。

経済面

皆さんもご存じの通り、ロケットを打ち上げるには、平均100億円程度と膨大な費用がかかります。人工衛星は重さは数トン程度ですが、射性廃棄物となると、何千、何万トンにもなります。もちろん重たい物を打ち上げるほどコストが高くなるので、経済面からも放射性廃棄物は地面に埋めた方がいいのです。

技術面

太陽にゴミを捨てることはできるのか

地球は秒速30kmで太陽の周りを公転しており、その公転方向とは逆にロケットを秒速30kmで飛ばす。つまりロケットの公転速度を0にすると、ロケットを太陽に落とすことができます。もし公転速度が0でなかったら、ロケットは太陽の周りをぐるぐる回り続けることになるのです。
人工衛星を地球すれすれの軌道に乗せる速度を第一宇宙速度と呼び、秒速7.9kmです。さらにロケと・が地球の重力を振り切って地球の外に出る速度を第二宇宙速度と呼び、秒速12kmです。例えロケットが第二宇宙速度で打ちあがったとしても、地球と同じ速度で公転するだけなので、さらにそこから地球の公転速度分(秒速30km)加速しないといけません。つまり太陽にゴミを捨てるには秒速40kmまで速度を上げられるロケットが必要なのです。
現在、冥王星に向かって飛んでいる探査機ニューホライズンを飛ばした最速のロケットは秒速16・2kmでした。ロケットの速度を2倍にしようとすると、ロケット燃料は4倍必要なので技術面でもゴミを太陽に捨てるのは非現実的なのです。

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