モノクロニック(ポリクロニック)・タイム文化圏とは

モノクロニック(ポリクロニック)・タイム文化圏とは 哲学

「モノクロニック・タイム文化圏って何? ポリクロニック・タイム文化圏ってどういう意味? 文化によって時間感覚や距離感覚が違うって本当? 国によって集合時間が違うジョークを知りたい。 社会学って何だか難しそうだな…」

こういった疑問に物理学修士&経営学修士(MBA)の筆者が答えます。

結論

モノクロニック・タイム文化圏とは時間を直線的に厳守しようとする文化圏で、それに対してポリクロニック・タイム文化圏は集団主義的な螺旋状に時間を捉える文化圏です。詳細は本記事にて解説します。

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モノクロニック(ポリクロニック)・タイム文化圏とは

モノクロニック(ポリクロニック)・タイム文化圏

モノクロニック・タイム文化圏とは時間を直線的に厳守しようとする文化圏で、それに対してポリクロニック・タイム文化圏は集団主義的な螺旋状に時間を捉える文化圏です。例えば日本やイギリスのようなモノクロニック・タイム文化圏では、時間通りに行動して、合理性を優先しようとします。それに対してメキシコのようなポリクロニック・タイム文化圏では時間の正確さよりも人間関係や状況に応じて、感性を優先します。例えば日本人からしたら信じられませんが、ポリクロニック・タイム・文化圏の人は「家族と話が盛り上がったから」、「二日酔いで朝起きるのが辛かったから」などの理由で遅刻してきます。

モノクロニック(ポリクロニック)・タイム文化圏に関するジョーク

モノクロニック(ポリクロニック)・タイム文化圏に関するジョーク

複数のタイム文化圏の人たちがパーティに招かれたら、日本人は開始時刻の前にすでに到着しており、イギリス人は開始時刻ちょうどにノックします。20分遅れて到着するのがフランス人、30分遅れるのがイタリア人、その後40分遅れでスペイン人、1時間遅れでイラン人、2時間遅れでポリネシア人と続き、メキシコ人はその頃ようやく自宅を出るというジョークがあります。このようにそれぞれのタイム文化圏によって時間感覚が大きく違うのです。

インドのPDCA

ビジネスの基本にPDCAというものがあります。P(plan)は計画、D(do)は実行、C(check)は確認、A(action)は改善をそれぞれ表しており、PDCAを繰り返すことで業務の質が向上していくのです。しかしポリクロニック・タイム文化圏のインドではP(postpone)が延期、D(delay)が遅刻、C(cancel)が中止、A(annoy)がいらつかせることをそれぞれ表しています。それくらい日本のビジネスとは時間感覚が異なっているのです。

文化圏によって距離感覚も違う

時間感覚が文化圏によって違うように、パーソナルスペース(人間の許容する対人距離)も文化圏によって違ってきます。アメリカの文化人類学者エドワード・ホールの研究によると、初対面の相手に対して好ましく感じる パーソナルスペース は、北欧やアジア系の文化圏で約1m、それに対してアラブ系やラテン系の文化圏では40~50cmという結果がでました。例えば国際会議のパーティで、北欧系とラテン系の2人が会話をすると、北欧系の人はパーソナルスペースを1mにするため、どんどん離れようとします。逆にラテン系の人はパーソナルスペースを40~50cmにしようとどんどん近づいて行くというやりとりがよく見られます。他にもアラブ系の国でショッピングをすると、私たちにとってアラブ系の店員の距離がやたら近く感じるのも、この文化圏による距離感覚の違いによるものなのです。

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