【簡単】錬金術とは|事例で解説

錬金術とは|事例で解説 化学

「錬金術って何? 錬金術の実験を知りたい。 錬金術はいつから化学になった? 錬金術って何だか難しそうだな…」

こういった疑問に物理学修士&MBAの筆者が解説します。

結論

錬金術とは四元素と4つの性質を組み合わせて、卑金属から金をつくり出そうとする試みです。性質を変化させる試薬を賢者の石といいます。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

スポンサーリンク

錬金術とは

錬金術とは四元素と4つの性質を組み合わせて、卑金属から金をつくり出そうとする試みです。四元素に加え、エーテルと呼ばれる第五元素も想定されていまいた。錬金術はアリストテレスの物質観を頼りに発展されてきました。あの万有引力を発見したアイザック・ニュートンも人生の1/3を錬金術にささげています。

四元素

哲学者アリストテレスは木が土を食べて成長すると間違った知識を述べたように、土は重要な要素でした。例えば、フラスコで水を沸騰さてしばらくすると、フラスコの中に沈殿物が残りました。これは水の性質変化が起きて土が発生したんだと錬金術では説明しました。しかし、実際はフラスコのガラスが熱で溶けただけなのを科学者ラボアンジェが証明しました。

哲学者タレスが「万物の起源は水である」と述べたように、水も重要な要素とされていました。しかし1784年イギリスの科学者キャヴェンディッシュは水素と空気を密閉した容器に詰め、電気火花を当てて燃焼させると水が生じることを確認しました。ちなみにラボアジエは逆に水の分解を行っています。

空気

空気も重要な要素と考えられてきましたが、科学者ラボアジエは空気にも種類があり、呼吸がしやすくなる空気を酸素と名付けました。

火は元素の1つとされていましたが、現在では酸化反応(発熱反応)によって炭素などの燃焼物が高温になって光を放ってるとわかっています。

エーテル

アリストテレスが「空間は真空を嫌悪する」と述べたように、宇宙(天上界)にも物質が満たされていると考えられており、宇宙にはエーテルで満たされていると考えられていました。しかし、ニュートンの絶対空間のアイデアにより、空間には物質がなくても問題ないことが明かになりました。

四性質

空気から「温」を取って「寒」を与えると、水への変性が起きるとされていました。

湿

フラスコの中で水を沸騰させてしばらくすると、フラスコの中に沈殿物が残る現象を水という元素が「湿」から「乾」に性質を変えたことにより土になったためと説明しました。

「寒」での説明のとおり、空気から「温」を取って「寒」を与えると、水への変性が起きるとされていました。

「湿」での説明のとおり、フラスコの中で水を沸騰させてしばらくすると、フラスコの中に沈殿物が残る現象を水という元素が「湿」から「乾」に性質を変えたことにより土になったためと説明しました。

錬金術の終焉

質量保存則や酸素仮説で有名なアントワーヌ・ラヴォアジエ(1743~1794)は「フラスコの中で水を沸騰させてしばらくすると、フラスコの中に沈殿物が残る現象」をフラスコの中のガラスが溶けただけだと正確な定量実験の結果から主張したことにより、錬金術が下火となったのです。

スポンサーリンク